2.お金を貯める事の本質

まず結論から言ってしまうと、お金を貯めることの本質は「お金を稼ぎ、お金を使わない」ことだ。

収入がなければ、お金が増える事はない。

支出があれば、お金は減っていく。

ちょうど穴の開いたコップのようなイメージだ。

コップの中の水を、より早く、よりたくさん貯めるには、上から注ぐ水の量が多いほどいいし、下から漏れていく水は少ないほどいい。

そんなん当たり前やん。

と思うかもしれないが、

大切なことは、注ぐ量を増やすのも、漏れていく水を減らすのも、中にある水が増えていく効果は全く同じということ。

つまり、「稼ぐ事」と「節約する事」は「お金を貯めるという目的」においては全く同じであるという事だ。

1.お金持ちについて で説明した3種類のお金持ちの話を例えるなら、

「たくさん稼いだ人」は、上から注ぐ水の量を多くした人。

「元々お金を持っている人」は、両親から大きなコップをもらった人。

「お金を貯めた人」は、下から漏れていく水を少なくした人。

ということになる。

一番いいのは、
元々大きなコップを両親から貰って、上から大量の水を注ぎ、下から漏れる水を少なくできることだ。

とは言うものの、無理なものは無理なので、「元々お金を持っている人」の話は除外しよう。

ということで、できるだけ多くお金を稼げる確率を高めること、できるだけお金を使わずに貯めていく事。

この2つが重要である。