セゾンカードでおなじみのクレディセゾン。クレジットカードの会社という印象が強いが、今はリース、ファイナンス、不動産、海外事業まで手がける総合金融グループになっている。平均年収や初任給、採用窓口、クチコミの傾向をまとめた。
クレディセゾン
- 東京・池袋のサンシャイン60に本社を置くクレジットカード大手。「セゾンカード」や提携カードを発行している。
- 始まりは1951年設立の緑屋。1980年に西武クレジットへ商号を変え、1982年に西武カード(現セゾンカード)を発行、1989年に現在のクレディセゾンとなった。
- 報告セグメントはペイメント、リース、ファイナンス、不動産関連、グローバル、エンタテインメントの6つ。
- カード会員数は2,180万人、年間稼動会員数は1,358万人、ショッピング取扱高は6兆1,860億円(2026年3月期)。
- 連結の純収益は4,727億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は617億円(2026年3月期、IFRS)。
- シンガポールの拠点を中心に、インドなど海外のレンディング事業も広げている。

従業員数・平均年齢・平均年収
2026年3月期 有価証券報告書(第76期、2026年3月31日現在)の数字。
- 従業員数:3,446名(提出会社、臨時従業員等1,338名は別)
- 連結従業員数:6,346名(臨時従業員等3,405名は別)
- 平均年齢:44.4歳
- 平均勤続年数:15.4年
- 平均年間給与:6,668,835円(前期比10.6%増)
- 管理職に占める女性の割合:26.1%
- 男性の育児休業取得率:88.9%(育児目的休暇を含む)
- 男女の賃金の差異:全労働者で71.3%(正規72.1%、パート・有期71.3%)
有価証券報告書によると、2017年の人事制度改定でパートタイマー全員を正社員にしており、その層の大多数が女性だという。平均年収を同業と比べるときは、こうした社員構成の違いも頭に入れておきたい。また、2026年度から成果に応じた加算額を引き上げる報酬制度改定を行い、20代でも成果次第で年収1,000万円水準を目指せるようにすると書かれている。

初任給・採用
- 募集職種:ゼネラル職(2028年3月までに卒業・修了見込みの人が対象)
- 初任給:基本給 月給246,000円〜(学歴別の金額は募集要項で確認できず)
- 賞与:年2回(7月、12月)、昇給:年1回(4月)
- 年間休日:120日
- 勤務時間:9:00〜17:30(休憩60分、配属先によりシフト勤務あり)
- 勤務地コース:転居を伴う異動がないエリア(A)、全国・海外のナショナル(N)、指定エリア内のブロック(B)から選ぶ。公式FAQでは、コースによって業務範囲や昇給昇格に差はないとしている。
- 採用実績(マイナビ2027掲載、4月1日入社の総合職):2023年33名、2024年44名、2025年48名
採用窓口
- 新卒・キャリア採用サイト:https://saiyo.saisoncard.co.jp/
- 新卒採用:https://saiyo.saisoncard.co.jp/recruit/new-graduate/
- キャリア採用(HRMOS):https://hrmos.co/pages/980004249767264257
働き方・クチコミの傾向
- キャリコネの集計:総合評価3.1、月の残業は平均22.6時間、有休消化率は平均59%(正社員61人の投稿から算出)
- エン カイシャの評判:総合評価3.4(正社員309人の回答)
- 会社公表の数字(マイナビ2027掲載、2024年度):月平均所定外労働時間13.1時間、平均有給休暇取得日数17.0日
良い点
- 大手らしい安定感があり、福利厚生に満足する声がある。
- 人間関係がよいという意見が見られる。
- 女性が多い職場で、働き方への理解を得やすいという声がある。
- 部署によっては残業が少なく、長い休みも取りやすい。
- 新しい挑戦を歓迎する雰囲気を評価する人もいる。
気になる点
- 昇進しないと年収が伸びにくく、役職をめぐる競争もあるという声がある。
- カード申込の営業目標を負担に感じる人がいる。
- 組織や方針がよく変わり、先が見通しにくいという意見がある。
- 部署や上司によって、忙しさにかなり差がある。
- カード事業の将来を心配する声もある。
クチコミは投稿した人の主観で、時期も幅があるので、傾向として読むのがよいと思う。
参考:
- 株式会社クレディセゾン 2026年3月期 有価証券報告書(第76期)
- クレディセゾン 新卒・キャリア採用サイト(募集要項、よくある質問)
- マイナビ2027 クレディセゾン 会社概要
- キャリコネ、エン カイシャの評判
平均年収の前期比10.6%増は目を引くが、大事なのは自分の働き方でどの数字に届くかだ。成果で差がつく会社へ変わろうとしているなら、転勤コースや仕事の中身も含めて、自分にとっての期待値で選んでほしい。

